「鹽原遊詠 与謝野晶子・寛」展

「鹽原遊詠 与謝野晶子・寛」展
「冬柏」掲載写真 竜化の滝にて
与謝野晶子、寛(鉄幹)夫妻は、塩原に二度訪れました。 最初は、明治43年秋。晶子が31歳の時のことで、主宰誌「明星」はすでに百号をもって廃刊となっていました。 この時詠んだ短歌は35首。翌年刊行の『春泥集』に収められています。
二度目は、昭和9年春のことで、二人で100首を詠み、当時主宰していた「冬柏」に発表されました。 この年、56歳になっていた晶子の短歌は、若い時代の作に見られる、ほとばしる様な感性は影を潜め、 透徹した眼差しで自然を詠んだものがほとんどです。(透徹=澄みきった)
本展は、「冬柏」に発表された寛の歌41首とともに、塩原で詠んだすべての短歌を紹介し、 あわせて日本を代表する女性、晶子の人間性に迫る二部構成です。
晶子と言えば、だれもがすぐ思い出すのが第一歌集『みだれ髪』でしょう。 激しい情熱と大胆な官能的表現で恋愛を詠いあげ、 鮮烈なデビューを果たした晶子ですが、歌人にとどまってはいません。 夫・寛の和歌革新運動を支え、女性解放や社会問題に取り組み、 童話など児童教育に目を向ける、さまざまな仕事をしています。
小さな会場ですが、その一端を展観します。ごゆっくりご覧いただけたら幸甚です。
【 会 期 】
2017年7月23日(日)〜2018年1月7月(日)
【 会期中の催し 】
■展示説明会(時間はいずれも10:00〜、14:00〜)
7/23(日)・8/20(日)・9/17(日)・10/15(日)・11/19(日)
■親子の読み聞かせ〜晶子の絵本・童話から〜
8/21(月)10:00〜11:00
■与謝野夫妻と塩原〜講演〜(時間はいずれも10:00〜12:00)
9/26(火)・10/16(月)・12/2(土)
■あなたも一首詠んでみませんか〜晶子と寛の散歩道を辿るツアー〜
10/23(月)9:30〜12:00
与謝野寛から贈られた自筆の色紙(個人蔵)
与謝野寛から贈られた自筆の色紙(個人蔵)
塩原での歌35首が納められた「春泥集」
塩原での歌35首が納められた「春泥集」
第一歌集「みだれ髪」復刻版表紙
第一歌集「みだれ髪」復刻版表紙
主 催
那須塩原市、塩原もの語り館
後 援
塩原温泉観光協会、塩原温泉旅館協同組合、那須塩原市商工会
協 力
塩原文学研究会、学校法人文化学院、日本近代文学館、与謝野晶子記念館、那須野が原博物館ほか