
📕何故 “川崎大師” が塩原温泉に?
塩原温泉は1200年以上前に発見され、弘法大師・空海がこの地に草庵を結び不動尊を建立し、天災や飢饉から人々を救ったと言い伝えられています。
昭和50年代に当時の塩原町と観光協会が中心となり、かつて不動尊があった霊場である富士山(ふじやま)に再興を計画し、大本山川崎大師平間寺に相談しました。
川崎大師平間寺はこの願いを受け入れ、昭和52年に「塩原温泉川崎大師厄除不動尊」の開眼法要を行いました。
これをきっかけに川崎大師平間寺と塩原温泉の交流が始まり、今年で49年を迎えました。
毎年春と秋に例祭、夏には年祭法要が行われ、
須巻富士の中腹で柴燈大護摩供や山頂で執り行われる大護摩供などのご祈祷に参列することができ、年祭法要には川崎を始め全国から毎年200名近い方が参拝に訪れています。
通年行事

■4月28日・・・春の例祭
■7月28日・・・夏の年祭法要(一般参加可能)
■10月28日・・・秋の例祭
通年行事は年3回。毎年同じ日程で行います。
地元子ども園のお子さんも、山頂まで登って祈願するなど身近な行事となっています。
隔年行事

稚児行列
5年に一度、お子さまを対象に稚児行列が行われます。可愛らしい衣装に身を包んだお稚児さんたちも一緒に街を練り歩き、富士山を目指します。
次回予定・・・2026年7月28日

節目の大祭
2026年7月28日は、開創から50年の節目を迎える大祭となります。今日までの歩みを記念して、より多くのお客様に喜んでいただけるような行事をと考えております。お楽しみにお待ちください。
7月28日 夏の年祭法要について
年祭法要は霊場である須巻富士(すまきふじ)の中腹から山頂にかけて行われますが、当日の朝は温泉街をお練りするところから始まります。大本山川崎大師平間寺の皆様、塩原温泉観光協会一同や関係者、塩原温泉不動講の皆様、全国からお越しいただいた参拝の皆様による長さ約50m程の大行列をご覧いただくことができます。
温泉街からのお練り行列

当日の流れ

行列のようす

中腹での柴燈護摩供や山頂での大護摩供のようす


遊歩道のご案内
厄除不動尊をお祀りする須巻富士山頂までは、遊歩道で15分ほどの道のりとなります。途中温泉街を望む景色も楽しめますので、休みながらの散策がおすすめです。
また、山頂を越えると「小太郎ヶ淵」や「大沼」、「新湯富士」まで続くコースもございます。

服装:スニーカー、上着をご用意ください。
初心者の方でも上りやすい遊歩道となっていますが、落ち葉や岩で滑りやすい箇所もございます。また、山頂は木立に覆われていることもあり気温が低いことが多いです。上り坂を越えて一汗かいた後、体を冷やさないためにも上着のご準備があると安心です。
中腹から望む温泉街

向かって左側が尾頭峠、
右側は日留ヶ岳(ひるがたけ:1849m)、土平(1200m)、弥太郎山(1392m)、吐月峰と続きます。

駐車場のご案内
遊歩道入口には10台ほどの駐車場がございます。温泉街からですと、国道400号バイパス沿い「成田商店」横からお進みいただき、車道に沿ってお車で5分程入ったところにございます。
お問い合せ先
〒329-2921栃木県那須塩原市塩原747 特定非営利活動法人塩原温泉観光協会(電話0287-32-4000)